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BUSINESS 事業内容

設立以来半世紀以上にわたり、東京都足立区を拠点に「給排水衛生設備」「冷暖房空調設備」の設計施工に注力。少数精鋭の体制で確実かつスピーディな対応を心がけ、業界内で頼られる存在となっています。
現在は東京都指定給水装置工事事業者の指定を受け、水道、給湯、排水、換気扇、エアコン、消火設備など、生活に欠かせないインフラ工事を軸に、広く社会に貢献しています。

PERSON 先輩社員の紹介

設備分野の将来性と、先代社長の人柄に魅せられて転職
社会人になり建築会社に入社した私は、現場監督見習いからスタートしました。その後、現場監督としてマンションやアパート、住宅など数多くの新築建設に携わっています。現場監督は、電気や配管など様々な下請け会社をとりまとめながら、スケジュールに沿って建設工事を進めなければいけません。そうした現場で出会った下請け会社のひとつが、モロイだったんです。
当時のモロイは先代の社長自らが現場に出向いており、とても面倒見が良く、振り返れば私自身も社長に様々なことを現場で教えてもらいました。現場監督と下請け会社の社長、という関係が30年ほど続いた頃、あるとき社長から「ウチに来ないか」と誘われたんです。私はそれまで現場監督一筋だったので、給排水衛生設備や冷暖房空調設備の分野はさほど詳しくなかったのですが、逆にそうしたひとつの分野でスペシャリストになりたい、という思いが強くなりました。インフラ系の設備分野はまず仕事が無くならない点で魅力があり、さらに社長の人柄ならば安心してついていける、という確信めいたものがありましたね。現社長である新島社長も、そのDNAを引き継がれており、転職を決意してよかったと感じています。
大切なのは、現場監督とのコミュニケーション
私がモロイに転職して20年近くになります。歳も重ねているため、今では仕事を調整し週に1〜2日働くスタイルで業務に取り組んでいます。そうした個々の状況に合った働き方ができるのも、モロイの良いところではないでしょうか。
具体的な現場での仕事としては、生コンクリートを枠内に流し基礎を作る「コンクリート打設」、コンクリート内に配管用の穴を開ける「スリーブ入れ」、円滑に工事を進めるため職種の違う職人が他工事に立ち合う「合番(あいばん)」など。各現場には必ず現場監督がおり、私は下請け会社の立場でその指示に従い、業務に取り組みます。私は現場監督として30年の経験と、給排水衛生設備などの分野での20年の経験があるため、業務上でわからないことはまずありません。現場監督が私に疑問点を聞きにくることもよくあります。そうした現場監督とのコミュニケーションを、私はとても大切にしています。現場では年齢の上下や経験値に関わらず、皆が同じ立場で仕事に取り組むため、個々と現場監督との円滑な意思疎通は何よりも重要なんです。
新たな現場と新たな技術が、仕事の楽しみになっている
仕事の現場は、ふたつとして同じものはありません。ひとつの現場が終わるたび、次はどんな現場だろうか、と新鮮な気持ちで取り組めるのがこの仕事の面白いところで、新しい現場へ出向くのがとても楽しみになっています。
新たな現場では顔見知りの職人仲間と再会することもよくあり、嬉しくなりますね。その反面、新しい人材が入ることで新たな風を吹かせていくことも必要だと思い、若手の人たちに技術を継承していくことがより重要になっていくと感じます。
具体的な業務に目を向けると、毎年のようにマテリアルが新しくなり、それをマスターしていく過程も手応えがあります。たとえば給排水設備を例に取ると、以前は配管に鉄製のパイプを用いていました。しかし最近はチューブ管が主力となり、設置自体もより簡単になっています。またチューブ管は鉄パイプに比べ柔軟性があり、耐久性も高く、水漏れも少ない素材ですが、それを扱うには相応の技術が求められます。新しい素材、新たな技術、そうした最先端の部分を現場で学びスキルを高めていけるのは、何歳になっても楽しく感じていますね。
安定した組織の一員として、次の世代を担ってほしい
これは時代の流れかもしれませんが、これから入社するモロイのスタッフは「職人」というよりも「社員」として活躍してもらうことになるでしょう。技術を持った個人の集団ではなく、しっかりした土台のある組織の一員として、安定した働き方をしてほしいという思いからです。
会社としても社長を筆頭に、新たな人材が社員としてより働きやすいよう、福利厚生や待遇改善に力を入れています。コロナ禍前に実施していた社員旅行も復活予定ですし、節々の懇親会、社用車の貸与、さらには努力を正しく評価する昇給制度、事前に申告すれば優先して休みが取れる体制など、社員として誇りの持てる会社を目指しています。
また、電気系ならば電気工事士などの資格が必要ですが、設備業界は特に資格は必要ありません。たとえ全くゼロからのスタートでも、モノづくりや技術に興味があれば、先輩社員と共にOJTで経験を積みながら1年ほどで独り立ちでき、3年経てばたいていの業務に携われるようになるでしょう。真面目で根気のある方との出会いを、楽しみにしています。
自分らしい働き方を求めて、転職を決断
私は船員として5年にわたり船に乗り組み、その後は様々な職種を経験したのち、「これだ」と思う仕事に出会いました。それが給排水設備に携わる職人という仕事。現場の仕事は面白く、どんどん技術を身に付けていきました。当時は拘束時間が長いことが懸念点で、夜の20時や21時になるのは当たり前、時には夜中になることもありました。そんな時、とある現場の上司から紹介されたのがモロイだったんです。
当時のモロイは先代が社長の時でしたが、仕事で無理強いはしないなど社員中心の考え方に惹かれ、この人なら、と思い私は転職を決断。ちょうど今から6年前のことでした。モロイへの転職後は、以前に比べ個々の裁量に任される部分が格段に広がり、働き方を自分で調整できるようになりました。時期にもよりますが、多くの場合17時に仕事を切り上げることが可能になり、趣味などでリフレッシュする時間が取れるようになったのは大きなメリットのひとつです。日曜や祝日はまず休めますし、現在は週休2日制に向け会社として取り組んでいますので、今後はオンとオフをしっかり切り分けた働き方や、今以上にゆとりのある時間の過ごし方ができるようになるでしょう。
お客様からの感謝の声が、自分にとって最大の報酬だ
モロイが推進する給排水衛生設備や冷暖房空調設備の分野には、様々な働き方があります。私の場合は単発業務がメインであり、建設現場に出向いて現場監督の指示に従う業務とは異なります。仕事の発注元は建設会社やマンションの管理会社が中心で、たとえば○○マンションの302号室で水漏れが生じた、□□番地のお宅から浴室乾燥機の入れ替え注文があった、といったパターンが多いですね。基本的には社用車を用い単独で伺いますが、大型機器の取り付けなどの場合は数名のチームを組んで向かう場合もあります。
この仕事で手応えを感じるのは、修理や取り付けが予定通りに完了し、お客様から「ありがとう」「助かりました」と感謝される点に尽きます。給排水や空調は生活する上で欠かせない生活インフラであり、そこに生じたアクシデントはお客様にとって早急に解決すべき大問題です。対処する私たちも覚悟をもって向き合わねばなりません。それだけに無事に完了した時のお客様の安堵する様子や喜ぶ笑顔は、私にとって何よりも大きな醍醐味だと感じています。
大切にしたいのは、お客様との最初の関係づくり
仕事にあたる上で私が一番大切にしているのは、お客様とお会いした最初の段階で常識的なコミュニケーションを図ることです。ご家庭内に入ることも多く、そこにはまず信頼されることが大切と思うからです。もちろん訪問時は絶対に遅刻しないよう、早めに現場へ向かい、約束の時間直前に伺うことを心がけています。
先日、とある大規模マンションの管理会社から、給湯器交換の依頼がありました。通常は当社から新しい機器を搬入するのですが、その時は管理会社が手配したということで、私は工具だけ用意して指定のお宅を訪問しました。現場に用意されていたのは50kgを超える最高級グレードの給湯器で、一般的な給湯器とは異なり一人で入れ替えられるサイズではありませんでした。この場合、助っ人を呼ぶなど対処策はあるのですが、時間と経費がかさんでしまいます。その際、私の様子を見たお客様が持ち上げる際手伝いをしてくださり、無事予定通りに進行することができました。
お会いした段階での良好な関係づくりがあったからこその結果だと感じており、私が携わる単発業務は一期一会の関係だからこそ、最初の関係づくりが重要だと改めて学びましたね。
業界の安定性と、人優先の社風を知ってほしい
私が入社した翌年の2019年末からコロナ禍のため世の中は大変な事態となり、4年目となる現在でもその影響は尾を引いています。しかし給排水衛生設備や冷暖房空調設備の分野では事業ニーズに変化が無いどころか、在宅者が増えたためかさらに忙しくなりました。この状況を目の当たりにし、改めて生活インフラ事業の安定性に驚かされています。
そうした業界の安定性も魅力ですが、これから入社される皆さんには、モロイならではの「人を大切にする社風」をぜひ知ってもらいたいと思っています。モロイでは、社員はもちろん、関わる人たち全てを大切に思い、尊重する姿勢が浸透しています。そんな感覚に共感できる人であれば、きっとモロイで末永く頑張れると思います。私も自身の持てる技術を、惜しみなく伝えていきます。社会に役立つフィールドで、多くの人々の生活を共に支えていきましょう。
代表メッセージ

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半世紀以上にわたる実績と信頼を強みに、
来るべき世代交代に向け、働きやすさを追求していく

少子高齢化のスピードは加速し続け、私たちが生業としている給排水衛生設備や冷暖房空調設備の分野でも世代交代が喫緊の課題となっています。現場監督や職人の数も減少しており、かつては競合だった会社同士が互いに人材を融通し合うことも、今では珍しくありません。そんな時に強みとなるのは、いかに多くのネットワークを業界内に有しているかということ。その点、私たちモロイには半世紀以上の実績と信頼があり、確固とした土台を築けていると自負しています。

来るべき世代交代に備え、技術継承だけでなく職場環境を整えることにも注力。私が先代から社長の座を引き継いだのは2020年ですが、それまで私は現場監督として20年近く従事してきました。何をどうすれば働きやすくなるのか。社員の生活がより豊かになるには何が必要か。当社ではそうした課題に向け、全力で取り組んでいます。

社員へ社用車を貸与し通勤にも利用可とするほか、燃料代、高速代、自宅近隣の駐車場代も全て会社が負担しているのはその一例。また個々の裁量をできるだけ広くし、スケジュールの自己管理により残業を極力セーブしています。

当社の業務はライフラインを支えるものであり、今後も仕事が無くなることはまずないでしょう。未経験の方でも、早ければ3年内にひと通りの業務は覚えられます。いまのうちに確かな技術を身に付け、ネットワークを広げていくことで、ぜひ豊かな未来を手に入れてください。

取締役 新島 則夫(NIIJIMA NORIO)

INFORMATION

社名 有限会社モロイ
設立 1988年7月1日
代表者 取締役 新島 則夫
資本金 300万円
所在地 〒121-0815 東京都足立区島根4-32-12 コーポサトミ1F
TEL:03-3885-1369
FAX:03-3858-7586
事業内容 給排水設備工事や給湯設備工事などの管工事